廃車にした車ってその先どうなっているんだろう

つい三か月ほど前に、私たち一家は10年乗った愛車を廃棄処分にして、新しい車を購入することにしました。その車は、私と妻が出会ったころから使っていたもので、形こそ一般的な国産の小型セダンという何の変哲もないものですが、私たち家族の思い出がたくさん詰まった大切なパートナーとして、長年同じ時間を過ごしてきました。
妻と結婚した後は「買い物や生活の足」として役立ってくれ、子供が生まれてからは家族三人で色々な行楽地に遊びに行く際の移動手段として、我が家の愛車はずっと共にあったのです。
しかし、走行距離も15万キロメートルを超え、使用期間も10年突破すると、どうしてもエンジンや車体、そして足回り全体にガタが出始めてしまい、とうとう動かなくなってしまったのです。

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息子は「どうして自動車さんは動かないの?」と不思議そうに私に質問してきましたが、「この車さんは、もうお休みしないといけない時期に来たんだよ」と答えると、何となく状況を察したようです。愛車を廃棄処分にするため、ディーラーが引き取っていく際、「バイバイ、また会おうね」と、手を振ってお別れしていました。
そして、私に「ねぇパパ、あの車さんはこれからどうなるの?」と聞いてきたのです。私も詳細については分かっていなかったので、心の内で「廃車にして車ってその先どうなっているのだろう」と思い、そのことについて息子と調べてみることにしたのです。